絡み織(ショールに使用)
織物は普通タテ糸とヨコ糸は直角に交差します。仮に100本の糸があるとしていちばん右の糸は2番目や3番目にくることはありません。100本の糸は織り始めから織り切るまで整然と並んでいます。しかし、紗・絽・羅といった織物はいわば強引に1番の糸を2番の左にもってきたり、10番の左にもってきたりします。つまり動かないはずのタテ糸を動かします。したがって、一番単純な紗であっても織るのは平織りや綾織りよりもやっかいです。